2026/06/06 09:09



雨のあとに変わる景色


8月の雨は、

木にとっては助けになることもあります。


乾いた畑に水が入り、

果実も木もひと息つけるからです。


けれど園地を歩く側からすると、

安心だけでは終わりません。


雨のあとは、草が驚くほど勢いを増して伸びていきます。


少し前まで見えていた地面が、

いつの間にか隠れていく。


その変化の速さに、

季節の強さを思い知らされます。


草が伸びると、

園地の空気は少し重たくなります。


湿り気を帯びた場所は、小さな生き物にとって居心地がいいからです。


りんごの木を育てているつもりでも、

自然の中では、私たちだけがこの場所を使っているわけではありません。


目に見える草の勢いの裏で、

目に見えにくい存在もまた動き始めています。


8月の管理は、収穫へ向かう大事な時間です。

だからこそ、この時期の変化には敏感でいたいと思っています。