2026/04/01 12:46

当たり前の時間
畑から帰ると、
いつも通り食卓が整っている。
当たり前のように
ご飯が並んでいる。
私はその時、心の中でつぶやく。
「今日もありがとうございます」
声には出さない。
照れくさいからだ。
家内にも
同じように思っている。
「ありがとう」と。
だけどそれも心の中でつぶやくだけだ。
もしかすると私は
どこかで期待しているのかもしれない。
言葉にしなくても
気持ちは分かってくれるだろうと。
畑にいる時間が長いから、
家で話す時間は限られている。
だからその短い時間で
伝わると思っている。
そういえば畑でも
似たような時間がある。
作業の合間の休憩時間だ。
作業員のみんなで円を囲む。
泥のついた長靴のまま、
笑いながら話をする。
草の匂い。
土の匂い。
風の音。
そんな中での会話が
とても大事な時間に思える。
ほんの些細なことなのに
なぜか幸せを感じる。
