2026/03/20 06:54


私が幼い頃、日本の四季はとてもはっきりしていた。


冬は寒く、

春になるとゆっくり暖かくなり、

夏は暑く、

そしてまた秋を過ぎて寒くなる。


そんな春夏秋冬が当たり前にあって、

その流れの中で暮らしていた。


子どもの頃は、それが普通だと思っていた。


特別なことではない。


ただ季節が巡っているだけ。


でも今思えば、

とても居心地のいい時間だったのだと思う。


高校を卒業してすぐ、

私は就職した。


工場のライン作業だった。


毎日同じ作業を繰り返す仕事だ。


けれど私は、小さい頃から落ち着きがなく、

じっとしているのが苦手だった。


同じ場所で同じことを続ける。


それがどうしても

自分には合わなかった。


結局、

3ヶ月ほどで会社を辞めてしまった。


今思うと、

ずいぶん早い決断だったと思う。