2026/03/19 09:27


主幹形から、

少しずつ開心形へと導いていく。


長い年月をかけて

剪定で育てられた木は、


やがて

見事な大樹へと姿を変えていきます。


その姿を見ると、

まるで木が晴れ姿を

見せてくれているように感じます。


父は

主幹形の剪定と接ぎ木が得意だった。


師はそう言っていました。


では、

私は何が得意なのだろうか。


昔から、

自分のやりたいことが

よく分からない人間でした。


それでも一つだけ、

信じていることがあります。


人との縁と、

巡り合わせです。


東京から戻ってきた

26歳の頃。


畑で初めて

師と会ったその瞬間、


私はふと


「自分はここに戻るために

生きてきたのかもしれない」


まるで父が帰ってこいと、そう語りかけてくれているようで。


運命は、信じていないし

自分の思い通りにはならない。


それでも師と出会ったあの瞬間、

私は確かに

運命を感じました。