2026/03/15 06:54


受け継がれてきた剪定


りんごづくりには、

先祖代々受け継がれてきた技法があります。


それが「剪定」です。


枝を切り、木の形を整え、

来年の実りをつくる大切な仕事です。


しかし、ただ枝を切るだけではありません。

そこには長い年月の中で受け継がれてきた

考え方や感覚があります。


私が学んだ剪定は、

今ではほとんど行われなくなった

古い剪定技法です。


現在、この方法を取り入れている人は

私を含めて二人しかいません。


そのもう一人が、

私に剪定のすべてを教えてくれた「師」です。


主幹形という言葉があります。


一本の幹を中心に、

木を育てていく考え方です。


私が住んでいるこの町は

とても小さいです。


この地域では、

りんごの木が植えられた頃から

この剪定技法が大切にされてきました。


いわば現在の剪定の

元になったとも言えるような、

年季の入った古い技法です。


その剪定を、

私はある人から教えていただくことになります。


それが、

私の剪定の師です。